前回の記事では、あなたの中にある「KSE(知識・技術・経験)」の引き出しを使って、4つの要素(好き・得意・お金・ニーズ)を整理する作業を行いました。
しかし、ここからが「IKIGAIチャート」の本番であり、多くの人が最もつまずく難所でもあります。
ただ「ガジェットが好き」「Excelが得意」といった単体の要素を眺めているだけでは、具体的な副業アイデアは絶対に浮かんできませんので、要素同士を正しく「掛け合わせる」作業をやっていきましょう。
掛け合わせによって生まれる領域は以下の4つ。
【情熱(Passion)】「好きなこと」×「得意なこと」
心から楽しめて、自分にとって苦にならずスムーズにこなせる領域。この活動を行っているとワクワクしますが、マネタイズやニーズが組み込まれていない段階では「最高の趣味」にとどまりやすい状態です。【使命(Mission)】「好きなこと」×「必要とされていること」
自分がやっていて楽しい活動(情熱)を使って、身の回りの人や世間の困りごと・欲求を解消する領域。誰かの役に立っている実感ややりがい(貢献感)を強く得られます。【職業(Vocation)】「お金がもらえること」×「必要とされていること」
世の中に確かなニーズがあり、実際に市場で対価(値札)が支払われているビジネスモデルやタスクを参考にする領域。現実的な収益源になりやすいベースとなる状態です。【専門(Profession)】「得意なこと」×「お金がもらえること」
自分が自然とこなせる強み(コンピテンシー)を、市場でお金を得ている先人の手法と組み合わせてパッケージ化する領域。自分の当たり前の技術や知識を高い市場価値へ昇華させます。
あなたの書き出した要素をこれらの領域に統合する前に、まずは、どうすればバラバラの要素から「これなら自分にもできる!」と思える副業を生み出せるのか? そのプロセスをたどる時に重要になる思考法から見ていきましょう。
思考を自由自在に伸縮させる抽象と具象の往復思考法
要素を掛け合わせる前に、プログラミングや動画編集といった「既存の職種名」に思考を囚われないための「思考の伸縮」をマスターしておきましょう。掛け合わせを成功させる最大のコツは、一方通行の作業ではなく、「具体(現実)」と「抽象(本質)」を何度も行ったり来たりしながら思考を深めることです。
掛け合わせがうまくいかない原因のほとんどは、要素を「言葉そのままに、具体的すぎる状態や、抽象的すぎる状態」でぶつけ合わせていることにあります。「ピアノを引くのが好き」と「ひとに教えるのが得意」という2つの要素をそのままかけ合わせると、「人にピアノを教える」って発想にしかならないですが、ここで以下のプロセスを行ったり来たりしてみるとどうでしょうか。
「具体」から「抽象」へ上げる(本質を取り出す)
「なぜ好きなのか?」「何をしている時間が苦にならないのか?」と問いかけ、共通する原因を探すこと。「抽象」から「具体」へ下げる(手段を選ぶ)
「この本質を満たす具体的な方法は?」「他に代替できる手段は何か?」と問いかけ、本質を満たす活動を探すこと。。
たとえば、「ピアノを弾くのが好き」と「ひとに教えるのが得意」という要素のそれぞれをこのプロセスで考えてみると、
「ピアノを引くのが好き」というのは具体的な手段なので、これを抽象化すると、
コツコツやったことで成果が目に見えるのが好きなのかも知れない
感情を表現できるピアノの音色の多彩さが好きなのかも知れない
人前で演奏をした後の歓声がたまらないのかもしれない
「ひとに教えるのが得意」というのは抽象的なので、具体的に何が得意なのかを考えると、
物事を体系化するのが得意なのかも知れない
相手の課題を一緒に見つけるのが得意なのかも知れない
共感力が発揮されて一緒に伴走する姿勢がうまいのかも知れない
このように、「具体的なアイデアが思い浮かばないときは一度抽象化してみる」「抽象的すぎてイメージが湧かないときは具体例に落とし込んでみる」というように、この2つの視点を何度も往復(イテレーション)させることで2つの要素をうまく掛け合わせることができるはずです。
では、改めてこの思考法を使って、あなたが書き出した4つの領域を掛け合わせる作業をしていきましょう。
情熱:好きなこと×得意なこと
まずは、好きなことと得意なことを重ね合わせます。ここは、あなたがやっていて没頭する活動で、しかもストレスなく自然とできてしまう「強い情熱が湧き出るエリア」です。
その際、上で見たように、あなたの要素を一つずつ抽象化・具象化をしてみて、重なり合う新しい要素を探しましょう。たとえば、
カフェ巡りが好き(好きなこと)
ノスタルジックな気分になるのが好きなのかも知れない
カフェ・スイーツの見た目が好きなのかも知れない
カフェごとに違うブレンドコーヒーの味を楽しみにしているのかも知れない
地域の人とのふれあいが好きなのかも知れない
一緒に行く友達との時間が好きなのかも知れない
写真撮影・画像編集(得意なこと)
被写体が一番きれいに見える構図や光の差し込み方を自然と見つけられるのかも知れない
スマホの編集アプリで色味や明るさを整えて、雰囲気をガラッと変えるのが苦にならないのかも知れない
撮った写真を何枚も比較して、ベストな1枚を選ぶ作業が苦にならないのかも知れない
SNSで見映えする縦横比や余白の取り方を直感的に理解できているのかも知れない
自分の撮った写真で、見た人が「ここ行きたい!」と反応してくれるのが嬉しいのかも知れない
情熱(掛け合わせの具体例)
週末にレトロなカフェを巡り、自分が一番美味しそう・美しいと感じるアングルで写真を撮り溜めて個人的なアルバム作品集を作る
自分のInstagramアカウントに、レトロカフェの雰囲気に合わせた色味の写真を趣味で投稿・記録し続ける (※お金やニーズは考慮せず、「好き」と「得意」が重なって純粋にアドレナリンが出る個人活動)
💡 注意点: このエリアはやっていて最高に楽しいですが、まだ「お金」や「ニーズ」が組み込まれていないため、この段階では「収益ゼロの最高の趣味」になりがちです。
使命:好きなこと×必要とされていること
次は、好きなことと必要とされていることを結びつけます。自分の内発的動機(情熱)を、誰かの悩みや欲求の解消に向ける「使命のエリア」です。
筋トレ・ボディメイクが好き(好きなこと)
自分の体が日々の努力で変わっていく達成感が好きなのかも知れない
重い重量を持ち上げられるようになる自己効力感が好きなのかも知れない
毎日の食事や栄養(PFCバランス)を細かく計算するのが好きなのかも知れない
筋トレ後に頭がスッキリしてストレスが吹き飛ぶ感覚が好きなのかも知れない
自分の実践した知識で他人の体が変化するのを一緒に喜ぶのが好きなのかも知れない
一人だとダイエットや運動が続かない(必要とされていること/受容)
正しいやり方が分からず、成果が出なくてすぐに諦めてしまうのかも知れない
誰も見ていないとついついサボったり暴飲暴食してしまうのかも知れない
厳しい指導や苦しい運動だと心理的ハードルが高くて続かないのかも知れない
忙しくてジムに通う時間を確保するのが難しいのかも知れない
誰かに自分の努力や小さな変化を認めて・褒めてほしいのかも知れない
使命(掛け合わせの具体例)
ダイエットに挫折しそうな友人の話を聞き、「無理なく続けられる毎日のメニュー」を一緒に考えてあげる
運動が続かない同僚のために、毎日のLINEで「今日のトレーニング報告」を受け取り、ひたすら褒めて励ましてあげる (※お金は発生しないが、「好き」という情熱を「困っている身近な人(ニーズ)」のために使って貢献する活動)
職業:お金がもらえること×必要とされていること
3つ目は、お金がもらえることと必要とされていることの掛け合わせです。すでに世の中にニーズがあり、実際に「値札(対価)」がついているビジネスモデルを参考にする「職業エリア」になります。
Excelでのデータ集計・資料作成(お金がもらえること/市場の値札・対価の履歴)
複雑で膨大な数字をわかりやすくグラフや表に整えることが評価されているのかも知れない
関数を使って手作業を自動化し、チームの作業時間を削減したことが評価されているのかも知れない
締め切りを守り、ミスがない正確なデータを納品することが評価されているのかも知れない
他人が面倒くさがる泥臭いデータ整理作業を引き受けることが評価されているのかも知れない
難しいデータを初心者にもわかるビジュアル資料にするのが評価されているのかも知れない
確定申告や領収書の整理に追われて本業に集中できない(必要とされていること/受容)
数字の管理や計算作業に苦手意識があり、後回しにして溜め込んでしまうのかも知れない
記帳やデータ入力にかける時間があるなら、1時間でも多く本業の作業をしたいのかも知れない
専門的な会計ソフトの使い方が分からず、入力エラーにストレスを感じているのかも知れない
税理士に丸投げするほど予算はないが、誰かに手元作業を手伝ってほしいのかも知れない
溜まった領収書を見るだけで気が重くなり、精神的な負担になっているのかも知れない
職業(掛け合わせの具体例)
クラウドソーシングやスキル市場で実際に出品されている「領収書のデータ入力・記帳代行タスク(既存の仕事)」
「個人事業主向けの売上・経費管理用Excelフォーマット」として市場で値札がついて取引されている商品 (※自分の「好き・得意」に関わらず、市場にニーズがあり、実際にお金が支払われている既存の職種・タスク構造)
専門:得意なこと×お金がもらえること
掛け合わせの最後は、得意なこととお金がもらえることのドッキングです。あなたが無意識にこなせてしまう強みを、市場価値(コンピテンシー)に昇華させる「専門(プロ)のエリア」です。
人の愚痴や悩みを黙って聞くこと(得意なこと)
相手の意見を途中で遮らず、最後まで否定せずに傾聴できているのかも知れない
相手が言葉に詰まっても焦らせず、安心できる間の取り方ができているのかも知れない
相手の感情に共感し、頷きながら「受け止めてもらえた」と感じさせられているのかも知れない
複雑に絡まった相手の思考を「つまり〇〇ということ?」と整理して返せているのかも知れない
話を聞いた後も自分自身が感情を引きずられず、ドライに切り替えられているのかも知れない
オンライン相談・ココナラ等での悩み聞きサービス(お金がもらえること/市場の値札)
身近な友人や家族には恥ずかしくて言えない本音を聞いてもらうことに対価が支払われているのかも知れない
説教やアドバイスはいらず、とにかく「否定されずに話を聞いてスッキリしたい」ニーズにお金が払われているのかも知れない
自分の思考を口に出して整理するための「壁打ち相手」として時間が買われているのかも知れない
誰かと喋ることで孤独感を和らげたいという「つながり」に対して対価が支払われているのかも知れない
24時間いつでも自分のタイミングで話を聞いてくれる利便性に値札がついているのかも知れない
専門(掛け合わせの具体例)
苦にならずできる「傾聴力(得意)」をパッケージ化し、悩み聞きサービス(お金)の形式を借りて提供する「傾聴プロサービス」
自分の整理整頓ノウハウ(得意)を、有料のオンライン相談枠(お金)の仕組みを使って「思考の壁打ち・アドバイザー」として提供する (※具体的なターゲットの生の声(ニーズ)や自分の情熱(好き)はまだ考慮せず、「自分の強み」に既存の「対価が生まれる型」をあてはめた状態)
中心点(IKIGAI)の見つけ方
それでは最終ステップの、すべての円が重なる中心点=あなただけのIKIGAI(副業)を見つける作業です。
中心点を導き出すルールはシンプルで、これまで重ね合わせてきた上記のアイデアの中から、まだ足りていない要素(残りの2つの円)を補うように調整をかけるという作業を行います。
例えば、先ほどの情熱の領域で生まれたった写真のアルバム作成・Instagram投稿というアイデアで考えてみましょう。
これはあなたにとって時間を忘れて没頭できる最高の趣味(好き×得意)ですが、まだお金とニーズが欠けているため、収益ゼロの情熱エリアにとどまっています。ここから残りの2要素を順番に足し込んで、中心点(IKIGAI)へと育てていきます。
①【+ニーズ】誰のどんな悩みを解決するか?を足す
まずは、単なる自分の趣味の写真投稿(好き×得意)から脱却し、夜も眠れないほど困っている誰かの悩みにアイデアを接続(翻訳)します。
接続前(自分主語):自分が撮ったレトロカフェの映え写真をインスタに投稿する
接続後(相手主語):SNSで集客したいけれど、映える写真が撮れなくて若年層のお客さんが来ないと悩む個人経営カフェのオーナーの悩みに絞り込む
これで好き×得意×ニーズ(使命)まで育ちました!自分の写真撮影スキルを使って、困っているオーナーの集客できない・写真が撮れない(苦痛)を肩代わりしてあげる状態です。
この時、相手のニーズが分からない!という方は前回記事の24コのニーズを参考に、どのニーズを組み込めるか?を考えてみるといいでしょう。
②【+お金】どこから対価が発生するか?の型を足す
次に、世の中にすでに存在するマネタイズの仕組みをガッチャンコします。ゼロから集金システムを作る必要はありません。
撮影代行サービス(直接対価):店舗のメニュー写真や店内写真を撮影・編集し、1回1万円などの撮影代行費用(対価)をもらう。
SNS運用代行(月額対価):撮った写真を使ってInstagramの投稿・運用までを毎月代行する月額サポート枠を設ける。
レトロカフェ専門メディア(広告収入):自身のカフェ紹介アカウントを育ててファンを増やし、店舗からの取材依頼やスポンサー広告費を得る。
完成:4要素が揃った中心点(IKIGAI)のアイデア
こうして最後の2ピースを補正した結果、単なる趣味だったカフェの写真撮影は、以下のような形に進化します。
【中心点のアイデア】 レトロカフェ好きの視点を活かし、集客に悩む個人経営カフェのInstagram用写真撮影&運用代行サービスを提供する
好き:カフェ巡り・カフェ空間を楽しむこと
得意:魅力を引き出す写真撮影・画像編集
ニーズ:若いお客さんを呼び込みたいが、映える写真が撮れないカフェオーナー
お金:撮影代行費/SNS運用代行費
このように、最初のアイデア(カフェの写真撮影)そのものを捨てる必要はありません。誰の悩みに繋げるか(ニーズ)、どの型でお金にするか(お金)という枠組みを後付けで足してあげるだけで、あなたの好き×得意は自然と生きがいを見つけることが出来ます。
残りの要素を付け足すための補正思考法
この最終ステップはこの記事で見てきた4つの重なり合う領域について順番にやっていくのがよさげ。色んな角度から考えることができるので、一方からの思考では思いつかなかったアイデアが湧くこともあります。
しかし、先ほどの例のように、3つまでは要素が重なったとしても、そうは言ってもなかなか残りの要素を加える方法が思いつかない!という人も多いはずです。そこで、手元にあるアイデアに対して「好き」「得意」「ニーズ」「お金」を後付けで加えるためのアプローチを順番に見ていきましょう。
【好き】を加えるアプローチ:この活動を好きになる(内発的動機を作る)
得意でお金になってニーズもあるのに、自分自身がそれを純粋に好きと思えない(情熱が湧かない)という状態のときです。好きな仕事を探し直すのではなく、今ある活動のやり方や切り口を変えて、自分にとって好きと言える状態を作り出します。
プロセスの再設計:単なるExcelのデータ処理作業なら、ExcelVBAやPythonを使って一瞬で終わらせる仕組みを作るパズルゲームとして楽しむなど、作業プロセス自体に自分の好き(実験・自動化・デザイン等)を組み込む。
ターゲットの変更:内容は同じ事務代行でも、興味のない企業の事務ではなく、自分が大好きなアニメ業界やキャンプ業界の個人事業主をサポートするという形で、対象を自分の好きに引き寄せる。
【得意】を加えるアプローチ:ハードルを下げて無意識化する
好きでお金になってニーズもあるのに、自分にとっては作業が難しかったり、時間や労力がかかりすぎて苦になってしまうという状態のときです。苦手な作業を根性で克服するのではなく、自分の得意な手段に差し替えるか、ツールを使って作業を無意識化します。
手段の置き換え:文章を書くこと(ブログ)が苦手で苦になるなら、内容は同じでも喋ること(音声配信・動画)や図解すること(スライド)など、自分が苦にならない発信フォーマット(得意)へと手段をチェンジする。
ツールの活用・外注:企画やアイデア出し(好き)は得意だがデザイン作業が苦手なら、Canvaのテンプレートや生成AIを活用してデザインにかける手間に悩まない仕組み(得意化)を作る。
【お金】を加えるアプローチ:マネタイズの型(値札)をあてはめる
好きで得意で人からも感謝されるのに、1円にもなっていない(マネタイズの手法がわからない)という状態のときです。ゼロからお金をもらう仕組みを発明しようとせず、世の中に既に存在する対価の発生原理をそのまま借りてきてガッチャンコします。
既存プラットフォームの利用:趣味で書いていたノウハウ(好き×得意×ニーズ)を、そのままSNSに書くのではなくココナラでワンコイン相談枠として出す、noteで有料記事として販売する、アフィリエイトリンクを貼るなど、既存のマネタイズの型に載せる。
無料と有料の境界線を作る:相談に乗る(無料)までは今まで通り行い、具体的な実行プランの作成や毎日の進捗管理(手間がかかる部分)からを有料サポートとして切り出す。
【ニーズ】を加えるアプローチ:誰かの悩み(Pain & Gain)に接続する
好きで得意でお金をもらう仕組みも作ったのに、誰からも求められていない(世間の悩みや欲求にヒットしていない)という状態のときです。商品そのものを変える必要はなく、その商品(KSE)が人間のどの悩みや欲求を満たすか?というターゲットと言語化(切り口)を補正します。
主語を自分から相手へ切り替える:デザインが得意です(自分主語)という売り出し方から、インスタの画像が見づらくて集客に悩んでいる個人サロン向けに、パッと見で予約が入るデザインにします(相手の悩み主語)へと切り口を変更する。
悩みの深いニッチターゲットに絞り込む:単なる筋トレの知識ではなく、産後太りで体型が変わってしまい、昔の服が着られなくて落ち込んでいるママさんというように、ニーズが切実なターゲットにまで絞り込んで接続する。
おわり:副業は科学者として取り組め!
ここまでやってきたら、副業の種が一つか2つ湧いてきているのではないかと思います。
ただし、IKIGAIチャートで導き出したものは、あくまで現時点での仮説に過ぎません。どれだけ机の上で完璧なロジックを組み上げても、実際の市場に出してみなければ、それが本当にお金になるか、やっていて楽しいかは誰にも分からないのです。
ここで重要になるのが、科学者マインドです。
優れた科学者は、実験が予想外の結果に終わっても失敗した…と落ち込んだりしません。なるほど、この条件では反応しないという貴重なデータが得られたぞと捉え、すぐに次の実験に移ります。
この心持ちはIKIGAIチャートのアイデアを試す時もまったく同じで、
仮説を立てる:IKIGAIチャートで中心点(アイデア)を出す
小さく試す:準備に数ヶ月もかけず、1週間以内・予算ゼロで試作品を作って市場に投げる
SNSでこんなお悩み解決しますと1ポストしてみる
ココナラでワンコイン(500円)で出品してみる
友達に無料でやるから試させて!と声をかけてみる
データを回収する:反応があったか?どこでつまずいたか?やっていて自分の心は躍ったか?
改善策を考える(ピボットする)得られたデータをもとに、チャートの重なり具合を少しだけ修正する
また小さく試す
いきなり会社を辞めて起業するといったギャンブルは絶対にNGですが、リスクゼロの小さな試作品を作って、市場のフィードバックを高速で集めるというアプローチなら、何度転んでもかすり傷すら負いません。
これはRP(Rapid Prototyping)と呼ばれる手法で、その名の通り、速さ重視で、とりあえず市場にお試し品をぶつけてみて反応を見るプロセスを指します。
1つ目のアイデアがヒットしなくても当たり前。科学者のように、へぇ、この切り口だとニーズがないんだな。じゃあ次は得意×お金の軸を少しずらしてみようと、実験を行う感覚で取り組んでみてくださいませ。
意外と自分の試したことのデータを見るのって楽しいですからね。よき副業ライフを〜。